Vol.35「問題解決の型」

書籍名:HONDAの技術革新を支えた”超”目標達成法「9つの質問」
著者:小川 泰史
リンク:http://sangakusha.jp/ISBN978-4-7825-3439-7.html

 

ー書籍からー
■現状把握
三現主義
・現場:言語で事実を把握する。目で見て確認する。流れ、過程を確認する。
・現実:数値で事実を確認する。
・現物:商品、サービス、人間・・・どんな「特徴」を持っているのか?

■真の問題
現状分析で「真の問題」を発見する。現状を把握することと「問題」を明らかにすることは違います。今いる場所の距離が問題なのではなく、それを「遮るもの」はなんなのか・・・

つまり、”真の問題”を見つけなくてはなりません。この真の問題にたどり着かずに対策を講じても、的を得ないのです。

三現主義に基づき見えたきた”仮説”=「真の問題?」を「階層に分析」する。

■階層分析:ひとつのことを、層別に分解して検証
「いつ(時間別)」「どこで(発生場所)」「何を(種別)」「どのように(方法)」「どんな順番で(過程)」「どんな範囲で(分布・偏り)」などを分析します。

■真犯人(真の原因)
真の問題が見えたら、次は「なぜそれ(問題)が起きているのか」という、真犯人探しが始まります。

要因分析①仮説立て
原因を洗い出し、洗い出した要因を更に深堀りして共通して「核」となっている原因(真の原因=真犯人)を見つけ出す。

QCサークルでは「特性要因図(魚の骨)」が一般的です。

要因分析②仮説の検証
仮説を特性要因図で洗い出したら、それが本当に真犯人なのか検証をする。
因果関係を言語化、数値化して調べ客観的に判断する。複数の項目データ結果をクロスして徹底的に照合し検証する。

 

ーここからー
引用部分がちょっと長くなってしまいましたが、問題解決の具体的な流れを少しでもイメージして欲しくて書きました。

さて、前回もお伝えしましたが、私なりの問題解決の型がありますので、ここからは私の型に上記をあてはめながら、全体の流れ(ストーリー)をお伝えします。

①ありたい姿
ビジョンやゴール、場合によってはあるべき姿もあります。
   ↓
②現状把握
よく勘違されますが、問題・課題と現状はイコールではありません。現状には良い点や悪い点があり、悪い点だけが問題・課題です。現状を把握するには三現主義、3C、SWOT、サプライチェーンなどがお勧めです。現状をきちんと把握すると「真の問題=大きな問題」が仮説として浮かんできます。
   ↓
その仮説を層別分析やロールモデル比較、差異分析で更に真の問題を明確にします。
   ↓
明確になったら、現場に立ち返りアンケートやヒヤリング、又は、証拠となるデータ等で検証します。
   ↓
これで「真の問題=大きな問題」が確定ですね。
   ↓
③本質的課題を考える
次に「真の問題」がなぜ起こるのかの原因を洗い出し、 核となる原因を発見します。特性要因図や層別分析等で本質的課題の仮説を行います。
   ↓
④本質的課題を検証する
本質的課題の仮説が決まったら、検証します。具体的には、因果関係を数値化して検証したり、複数の項目データ(クロス集計・マトリックス集計)等で徹底的に照合・検証します。
   ↓
これでやっと、本質的課題が確定!

この後目標が定まり、
⑤解決策(手段)を洗い出し、絞り込む、⑥解決策(手段)を実行する、⑦効果を検証する、⑧仕組みを構築(変更)し、定着する(再現性)へと繋がって行きますね。

こちらも長くなってしまいましたが、伝わりましたでしょうか・・・。ちょっと心配。※専門用語も結構使っていますし・・・。

上記①~④をやっている最中に整合性が無い場合は、どこかがおかしいので、また①からやり直しになります。それと、馬鹿丁寧に②③④をやらなくても、②の途中や③の途中で「本質的課題」が確定するときも多々あります。念のため

書面の関係上、事例を抜きに流れだけをお伝えしていることをお許しください。

問題解決を難しくしている主な要因は下記です。
1)ありたい姿が不明確、又は、そもそも決まっていない。2)本質課題にまでいたっておらず、目先の問題をつぎつぎ解決し、疲弊。※一生懸命いろいろやっているのに、成果が出ない。少ない。3)決裁権者が不明確。

著者も仰っていますが、問題解決の型が身につくと、生産性や効率性が格段にアップします。全ビジネスパーソン必須のスキルだと私は思っています!

最後に、あなたなりの、問題解決の型を確立していますか。