書籍名:不格好経営
著者:南場 智子
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今回は書籍からの引用はなく、つらつらと書かせて頂きます。
DeNAと言ったら、横浜ベイスターズやモマゲーのイメージしかありませんでしたが、創業は1999年でインターネットオークションだったんですね。
サイト名は「ビッターズ」この名前、書籍を読んで初めて知りました。最大のライバル企業はヤフーオークションで、最終的に「ヤフオク」に大差で敗れます。
その後、ショッピング事業の強化に走りますが、そこでは「楽天」に敗れます。結構長い期間、混迷期が続き、資金繰りも大変だったとのことです。
転機は2004年のモバイルシフト!具体的には、携帯向けオークションサイトの「モバオク」です。※ちなみに、「モバオク」も知りませんでした。苦笑
モバオクに取り組んだ原動力は、「何かでナンバーワンになりたい、というシンプルな目標」だったそうです。
成功要因は2つ。①携帯のパケット料金が従量課金制から定額制にシフトしたタイミングに参入したこと。②「ビッターズ」というパソコン向けプラットホームを使わず、ゼロからモバイル向けのプラットフォームを構築したこと。※携帯ユーザーが使いやすいシンプルなサービスに特化。※パソコン向けのプラットホームでは、ヤフオクがモバイルに参入してきたら、負ける可能性が高いと判断。
ここまで読んで感じたのは、創業時、絶対に成功すると確信して「ビッターズ」を立ち上げたにも関わらず、成功できなかったこと。
しかし、道無き暗闇を突き進みながらも、金鉱を見つけたことです。
マイクロソフトのビルゲイツ氏やアップルのスティーブジョブス氏などは、最初から成功するイメージが見えていて、かつ、成功したタイプの経営者ですが、南場さんは違った形で成功した方ですね。
改めて、様々な成功があるなぁーと感じました。「モバオク」で成功するまでには、どれだけの心労があったでしょう。眠れない人も多かったのではと推察します。
毎週TBSの「陸王」を見ていて、毎週目頭と心が熱くなっています。南場さんの本も熱くなりながら、読みましたよ。
これを書いていて、私の心の師匠の一人である、年下のある方の言葉が浮かびました。「とにかく、まずはやれ!」と・・・。
「全ては実験でしかなく、成功か失敗かはやってみないとわからない」「成果が今一つなら、改善・軌道修正をすればいいだけだ」と・・・。※まさに、サントリーの「やってみなはれ」精神!!
本当にその通りだと思います。致命的な失敗は即死に繋がるので当然避けなければなりませんが、そうでないならやる勇気がとてもとても重要ですね。(メンタルブロックが・・・)
相変わらず牛歩の歩みしかできていない私ですが、ちょっと勇気をだして来月から?ある実験を開始しようかと画策しています。
全ては実験ですからね!苦笑い