Vol.39「決断に必要なことは」

書籍名:不格好経営
著者:南場 智子
リンク: http://amzn.asia/5SqxDvC

ー書籍からー
熟達した経営者は、経営哲学や基本的な考え方があらかじめしっかりできていて、それに照らし合わせて会社を運営するのだろうか。

私の場合は、経営者とはなんぞやということすらうまくつかめていない状態で起業してしまい、そのときそのとき、どうするべきかを無い知恵を絞って考え、必死で駆け抜けてきたという感じだ。

そのため、完成した経営哲学などない。いまだに新しい経験を積むたびに考えが少しずつ変化し、また元に戻ることもある。日々、春田や守安やその他の執行メンバーから学ぶことも多い。

それでも、経営に関するいくつかのポイント、特に組織と人材については、自分自身の考えややり方がはっきりしており、それがDeNAのDeNAらしさに繋がっている。

意思決定については、緊急でない事案も含め、「継続討議」をしないということが極めて重要だ。コンサルから経営者になり、一番苦労した点でもあった。

継続討議はとても甘くてらくちんな逃げ場である。決定には勇気がいり、迷うことも多い。もっと情報を集めて決めよう、とやってしまいたくなる。

けれども仮に1週間後に情報が集まっても、結局また迷うのである。そして、待ち構えていた現場がまた動けなくなり、ほかの様々な作業に影響を及ぼしてしまう。

 

ーここからー
この部分はとても深い深い話だと思いませんか・・・。私なりのポイントは2つです。

1点目は、完成した経営哲学などない。いまだに新しい経験を積むたびに考えが少しずつ変化し、また元に戻ることもある。

私なりに問題解決のメソットを完成させ、ここ数年、研修や実務で活用しています。しかしながら、ふと迷うし、新しい経験や知識を積むたびに少しづつブラシュアップされています。完成しないし、たまに元に戻るときもありますね。

これが普通なんだろうなぁーと改めて実感できたのが嬉しかったですね。少し気持ちが楽になりました。そして、いい意味で永遠の未完成を目指して、精進しようと思います。

2点目は、継続討議はとても甘くてらくちんな逃げ場である。決定には勇気がいり、迷うことも多いです。

この点については、強くつよーく同感ですね。継続討議=先延ばしって本当に楽ちんですよね。何度も経験あります。苦笑

でも、1mmたりとも前に進めてません。これが現実であり、事実です。

分かっているのに先延ばしをするのって、南場さんの言葉どおり、決定には勇気がいる=責任が伴うからだと思います。

ある方の言葉です。「本当にスジが良く、情報が漏れなくダブりなく収集されていれば、誰もが同じ意思決定ができる。だから、今回意思決定できないのは、情報が不足しているからだ」と

南場さんと真逆なことを言っていますね。

私の言葉で言わせて頂くと、誰もが同じ意思決定ができるなら、上は必要ない。もしかしたら、AIに任せた方がいいのではないでしょうか。

アメリカのとある研究機関では成果との相関関係を研究し、組織変更と成果には全く相関関係がなく、成果と強い相関関係があったのは、上の意思決定のスピードでした。

これも南場さんが仰っていることと全く同じことが既にアメリカで検証がされているのです。

■念のため補足
意思決定をしないのは上の責任だといって、部下が情報を適当に集めてよいという訳ではありませんよ。

ただ最近よく感じるのは、過剰に情報を求めたがる気がしませんか。過剰包装や過剰配送と同じで、確かにあれば尚GOODだが、そこまで必要でしょうかと感じています。程度の問題ではありますが・・・。

それに未知の領域にチャレンジする時は、未知の領域なので調べられる限界がありますよね。笑 

最後に必要なのは、やっぱり覚悟と勇気ではないでしょうか。

とりとめもなく、つらつらと書いてしまいましたのでまとめますね。①永遠の未完成を目指しましょう。②問題や課題、そして、夢などを先送りにせず、勇気を持って決断しましょう。

あなたは、勇気を持った決断をしていますか。