Vol.41「ゆるぎない価値観の効用」

書籍名:ほとんどの社員が17時に帰る 10年連続右肩上がりの会社
著者:岩崎 裕美子
リンク:http://amzn.asia/8MPkhuw

 

ー書籍からー
私たちが「何を大切な価値としてるのか?」私と日高が、将来大金持ちになって、もしも働かなくてもいい日がきたとき自分たちは何を大切な価値観とするのか。

それを聞いて、二人で考え抜いて出した答えが「挑戦」だったのです。

中略

自分たちの価値観を発表し、それを知ってもらうこと。別に賛同されなくてもいいのです。

「この会社にいるためには、挑戦しなくてはならない」、または「挑戦が嫌いだったとしても、この会社に残るなら挑戦を好きなふりをしなくてはならない」と浸透すればよかったのです。

このときばかりはさすがに考えが合わない人がでて、辞めてしまう社員がいても仕方がないと腹を決めました。

私たちは理想とする「社員がイキイキ働く会社」と程遠い現実に、もう限界を感じていたのです。

中略

質問:私の会社は13人で創業5年なのですが、ずっと会社が暗いんです。何から手をつければいいですか?

回答:まず、会社の「価値観」(ポリシー)を決めましょう!

企業理念には、社長、会社の想いがたくさん詰まったキーワードがありますよね?

どれも大事なので、たくさんあげていると思いますが、そのキーワードは多ければ多いほど、判断基準にはなりにくいんです。

人の価値観はそれぞれで、それを一緒にすることはできません。私たちの会社でも、挑戦よりも変化のない安定した環境で仕事をしたいといいう社員もたくさんいます。

でも、会社の価値観を明示することで、自分と違う価値観であっても、その会社で働きたいと思えば、会社の価値観を理解し、自分なりの挑戦をしたり、挑戦している社員を応援してくれるようになったんです。

会社の価値観、基準がははっきりしたことで、少しずつ会社が変わってきました。

あなたの会社の社員さんも、私たちの会社の社員がそうであったように、「なにを求められているのか?」という判断基準があいまいなことが負担、不満になっているかもしれません。

判断基準ができれば、会社も、社員もみんな幸せになります。

ーここからー
本日の引用も長くなってしまいました。苦笑 でも、今回もとても素晴らしい本質について記載がされていたので・・・。

自分がこの90年人生を生きていく上で自分なりの価値観はとても重要ですが、企業としての価値観もとても重要です。

多くの企業を見ていて最近感じるのは、この価値観がほわっとしていているなぁと感じます。もう少し突っ込んでお話すると、書面上ではとても素晴らしい価値観を打ち出してはいるのですが、実態が伴っていないです。

これはある意味、価値観を明示していないよりも最悪なケースだと思いませんか。会社や上司に対する信用や信頼が失墜しますので・・・。

実際、ある工場であったことです。危険な作業の時は一度機械を停止してから作業をしなければならないのですが、この工場では停止せずに作業をする人が多く、事故が無くならなかったのです。

基準も明確で、第1位が「安全」となっているのにです。

実際に現場の人にヒアリングして見えてきたことは、過去、作業を止めたら上司にひどく怒られた経験があるとか、数字は必達だからという無言のプレッシャーがあったとのことでした。

つまり、判断基準の第1位が「安全」となっているにも関わらず、実態は違っていたのです。ちなみに、この工場のESサーベイの結果は、あまりよくありませんでした。

私は想うのです。組織と大きな力を発揮するためには、一人ひとりの自律・自立が不可欠です。ですが、この自律・自立を阻害している大きな要因が価値観、言い換えると判断軸が不明確だということに企業が気が付いてないケースが本当に多いと・・・。

あなたの会社では、価値観=判断軸が明確ですか。