書籍名:デットライン仕事術
著者:吉越 浩一郎
リンク:http://amzn.asia/dJxWQ4U
ー書籍からー
①デットライン仕事術の2つのポイント
1)毎日、「お尻の時間」を決めて仕事をする(ダラダラ残業禁止 )
2)すべての仕事に「締切日」を入れる
②仕事力=能力×時間×効率
「効率よく仕事ができるかどうかも能力のうちだ」と考える人もい るだろう。が、これは違う。
「能力」と「効率」の違いを車に例えて説明すると・・・。時速200キロのスピードがでるスポーツカーと、軽自動車がある とする。それぞれの車の性能の違い、それが「能力」だ。残酷なようだが、人間それぞれが元々持っている能力も、車と同じ ように簡単には変わらないと私は思っている。
しかし「効率」は違う。たとえ時速200キロで走るだけの能力を持ったスポーツカーでも 、途中で何度もサービスエリアに入って休憩したり、道に迷ったりし ていれば、200キロ先の目的地まで1時間では着かない。
一方、スピードが大して出ない軽自動車であっても効率の良い走り をすれば、スポーツカーよりも先に目的地に到着することは可能なのだ。これが「能力」と「効率」の違いである。
③効率について
「効率が上がれば残業はなくなる」という発想では絶対に効率化は 進まない。逆に、「残業をなくせば効率が上がる」と考えるのが、もっとも現 実的な対処方法だと私は思う。
「火事場の馬鹿力」も、毎日のことになれば習慣化して苦も無く発 揮できる。「時間をかけないと仕事の質が落ちる」は、思い込みにすぎない。
④デットライン仕事術の基本
・すべての仕事に「〇月〇日」までという締切日をいれる。(「なるべく早く」「×月下旬頃」は禁句)
・すべての仕事は、「何を、誰が、いつまでに」を明確にする。
⑤日本人はなぜ、「仕事の効率化」に意義を感じられないのか
大半の人は、「ここまで仕事に没入しているオレってすごい」と充 実感さえ得ているのではないだろうか。だからこそ、疲れ果てて「なんでこんなに働かなきゃいけないんだ 」と愚痴をこぼしながらも、その状況を改善しようとしない。実は、その状況に満足しているのだ。
効率化が必要だと考えるような人生観、つまり「仕事はできるだけ早く終わらせたい」と思うような人生観 を、そもそも持ち合わせていないのだ。
◆日本人が考えるワークライフバランス
ライフ=人生 、ワーク=仕事
→ライフの中に仕事がある。 ※「仕事が俺の人生だ」と思っている
◆正しいライフワークバランス=仕事と私生活のバランス
ライフ=私生活、ワーク=仕事
→ライフと仕事は別物・無関係
ーここからー
以前も、吉越さんの書籍については紹介したので、今回は振り返り ?復習?のような感じでしょうか。この書籍の中でな「なるほど」と思ったのが、日本人はなぜ、「仕事の効率化」に意義を感じないのかという根本 理由です。
結論から言えば、「効率化」を求めてないんですね。個人的にもそう思います。では、なぜ効率化を求めないのだろうか。それがライフワークバランスで語られています。
こちらも結論から言えば、「仕事が俺の人生さ」なんですよね。つまり、私生活を重視していないビジネスパーソンが多いというこ とです。
昔、ワークライフバランスの本を読んだとき、私生活で良質なインプットを得ると、それが仕事に活かせますと書いてありました。これって、まさにライフの中に仕事があるって言ってますよね。
ですが、吉越さんはライフとワークは別物・無関係だと言っていま す。私もそう思います。ライフとワークを繋げることに違和感を感じていたのですが、その理由が自分の中ではっきりしました。
ライフとワークは無関係!
私も御託に漏れず仕事人間だと思っています。ですが、人生90年を見据えた人生設計の重要さは理解している つもりです。なので、ライフ=私生活!!とりわけ家族、妻を大事にしないといけないなぁと痛感してます。ちなみに私は休みの日に妻と3時間位の散歩によく行きます。
あなたのライフ=私生活は、充実してますか。