Vol.57「世界で最も不幸せな国は何処かご存知ですか」

書籍名:残酷すぎる成功法則(9割間違える「その常識」を科学する)
著者:エリック・バーガー
リンク:http://amzn.asia/6iqhoq6

ー書籍からー
”幸福学研究のゴットファザー”として知られているオランダの社会学者、ルート・フェーンホーヴェンは、「世界幸福データベース」を主宰している。同氏が幸福度の見地から全ての国を精査したところ、最も幸せからほど遠い国になったのがモルドバだった。

モルドバ人は互いを全く信用しないということだ。モルドバ人は生活のほぼ全ての面で信頼が欠如している。

作家のエリック・ワイナーによると、あまりに多くの学生が教師に賄賂を渡して試験に合格するので、国民は、35歳以下の医者にはかかろうとしない。医師免許も金で買っていると考えられるからだ

ワイナーは、モルドバ人の意識を一言で表した 「私の知ったことではない」。

ベストセラー作家として知られるデュ-ク大学教授ダン・アリエリーの研究によると、誰かがズルをして逃げおおせるのを見ると、やがて皆がいんちきをするようになる。ズルは社会通念として容認されたと考えるようになるからだ。

これは、私達にも通じる話だろう。例えば、あなたは運転するとき、速度制限を四六時中守っているだろうか?守らない時があるとしたら、それはなぜ?その答えは、道徳にまつわる古い冗談のようなものだ。

つまり、行いには「良いこと」「悪いこと」「皆がやっていること」の3つがあるからだ。誰かがズルをしても咎めなれないのを見れば、大丈夫なんだと思う。自分だけが規則を守ってばかを見たくないのだ。

あなたは皆がいんちきをすると仮定し、人を信じるのをやめる。その後は努力をしなくなり、ひたすら下方スパイラルに入る。仕事のチームに悪い従業員がたった一人いるだけで、チーム全体の業績が30~40%低下するという。

確かに個人的なごまかしは利益をもたらすかもしれない。しかし、他の人もごまかすようになるのは時間の問題だ。そして誰もが泣きを見ることになる。詰まるところモルドバのような利己主義な文化が構築され、公共の利益に貢献する人びとからもたらされるはずの価値が微塵もない状況になる。

ーここからー
モルドバってご存知でしたか?
元ソ連に属していた国で黒海の西側、ウクライナとルーマニアの間にある国です。

この話の前には前段がありました。その内容は正直者や親切な人は損をして、短期的には嫌なヤツの方がうまくいくことが多い事が統計的に明らかになったという内容でした。つまり、「正直者が馬鹿を見る」が立証されたのです。

結構ショッキングではありませんか。子供に正直者になりなさい、人に親切にしなさいって言えなくなってしまいますからね。

で、短期的には嫌なヤツが得をするのですが、全員が嫌なヤツになったらどうなるかで上がってきたのが「モルドバ」だったのです。

結論としては、全員が不利益を被る社会になると・・・。

この話を読んでいて不幸せな国の要因が「信頼関係の欠如」だったことに私は、やっぱりそうなのかと思いまいした。

改めて全てにおいて信頼関係って重要なんだと思った次第です。

ダニエル・キムさんの成功の循環法則ってご存知ですか?
知っている方も多いかと思いますが念のため簡単に説明します。成功の循環には4つの質があり、それが「関係の質」「思考の質」「行動の質」「結果の質」です。つまり結果の質を上げる為には、まずは関係の質を高め、次に思考の質、行動の質を高めることが必要だと言う考え方です。

この話は10年以上前から知っていました。ただ、否定する要素はなかったのですが、イマイチ心に入って来ず、感覚的には右から左へ流れていたのが本音です。ですが最近、この法則が原理原則なんだと感じられた時、スーと心の中に入ってきました。やはり、自分で納得しないと何事も頭に入って来ないし、定着もしませんね。

個人ごとですがスーと頭に入ってきた理由は、関係の質とは信頼関係の質なんだと思えたことでした。たかだかこれだけのことなのですが、私にとってはとても大きな発見で、とても納得感がありました。

「何を今更言っているんだ」と聞こえてきそうですが事実なので・・・。苦笑

本日、詳細は割愛しますが思考の質とは、問題解決の質だと思えた時にこちらもとても納得し、腹落ちしました。

因みに私は関係の質を「関係のCPU」、思考の質を「思考のOS」と呼んでいます。

まとめではありまえせんがこの話を読んで、改めて正直に、誠実に、親切に生きようと思いました。なぜなら、自分が死ぬ瞬間に多分「まぁ幸せだったなぁ」と一番思える気がしたからです。

あなたは如何ですか?