書籍名:反応しない練習
著者:草薙 龍瞬
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ー書籍からー
■ブッタの考え方
①「悩みがある」⇒②「悩みには理由がある」⇒③「悩みには解決 策がある」と、順を追って「理解」していくことで、どんな悩みも 確実に解決できるといういのが、ブッタの合理的な考え方です。
■ブッタの考え方
①「悩みがある」⇒②「悩みには理由がある」⇒③「悩みには解決
■悩みの原因
悩み・苦しみの”原因”
仏教の世界では、「苦しみの原因は”執着”にある」
執着とは、手放せない心。どうしてもこだわってしまう、怒りや、 後悔や、欲望といった思いの数々のこと。
■人はなぜ、悩み、執着を手放せないのか
”執着”以前に、悩みを作り出しているものがあるのです。それが ”心の反応”です。「反応」こそが、悩みの正体。心の反応こそが 、人生のトラブル、悩みを惹き起こしているのです。
解決策は、「ムダな反応をしない」こと。
■”心の反応”の背景にあるモノ
苦しみが何ゆえに起こるのかを理解するがよい。苦しみをもたらし ているものは、快(喜び)を求めてやまない”求める心”なのだ。 <初転法輪経 サンユッタ・ニカーヤ>
ブッタが発見した”求める心”とは「反応しつづける心のエネルギ ー」のこと。人の心の底に、生きている間ずっと流れている意識の こと。
”求める心”は発生後、”7つの欲求”に枝分かれします。
7つの欲求とは
生存欲、睡眠欲、食欲、性欲、怠惰欲、感楽欲、承認欲
①”求める心”があり、②それが”7つの欲求”を生み出し、③そ の欲求に突き動かされて、人は”反応”する。④ときに欲求を満た す喜びが、⑤ときに欲求が叶わない不満が生まれる。
”求める心”のことを、仏教の世界では「渇愛(かつあい)」と表
そもそも「心は求めつづけるもの」と理解することが大事。7つの
■承認欲求とは
子供の頃
「親に愛されたい」「人に褒められたい」「優等生でいたい」「人 気者になりたい」
「親に愛されたい」「人に褒められたい」「優等生でいたい」「人
大人の頃
「人に尊敬されるような仕事や地位を」「スキルを磨いてキャリア
つまり
「自分を認めて欲しい」「注目して欲しい」「愛して欲しい」「評
ーここからー
なぜ心が満たされないのか、なぜ人は悩み苦しむのか?
その正体を私は”承認欲求”だと感じましたが、皆さんは如何でし たか。
改めて承認の奥深さを感じました。具体的には、承認欲求は怒りや 、後悔や、欲望などに形を変えて承認欲求だと見え難くしていると 感じました。
なぜなぜなぜと心を深堀にしていくと、最終的に行き着くのが承認 欲求なんだと。そして承認欲求は我々人間だけにある欲求であり、 この欲求は人の心の底に、生きている間ずっと流れているものであ ること。
当初、この本を途中まで読んでいた時は「救われないなぁ」という 気持ちで一杯でした。なぜなら承認欲求を無くすことは無理だと感 じたからです。相田みつをさんではありませんが、「だって人間だ もん」が頭を占領したからです。
ですが一つだけ変わったことがあります。それは、悩みや苦しみの 正体が自分の場合は”承認欲求”だと理解できたことによって、何 とも言えないモヤモヤがすっきりしました。
やはりモヤモヤの正体が不明だと心がざわざわしますが、解決でき るできないは別として理解できるだけでも安心感ってあるものです ね。
そしてもう一つ頭の中に浮かんだことがありました。それは人間の 活力ってやっぱり”欲”なのではないのかとう心の叫びでした。出 家してお坊さんのように生きることはできないし、”欲”を捨てる ことも私にはできそうにありません。
資本主義の原動力は”欲”だと言われていますが、多くの人間は” 欲”を捨てられない。多くの人が「愛して欲しい」「認めて欲しい 」「必要な人だと思われたい」。このような”欲”を捨てられない と感じるからです。
この書籍の後半では、そんな私に一筋の「方向性」を示唆してくれ ました。苦笑
結構長文になってきましたので「方向性」、”承認欲求”を満たす 「正しい努力」については次回にお伝えさえて頂きます。
あたなの悩みや苦しみの正体は何でしたか?