Vol.61「ライフワークバランスという考え方」

書籍名:「働き方」の教科書
著者:出口 治明
リンク: http://amzn.asia/iwrs5bo

ー書籍からー

■人間の能力
人間の能力はチョボチョボ、訪れるチャンスもチョボチョボ、様々な偶然もチョボチョボ。そして99%は失敗する。失敗するとわかっていても、1パーセントの可能性を目指してチャレンジした人がいたからこそ今の世界がある。世界を変えるためには、失敗を恐れずチャレンジすべし。そういうことです。
 
 
■歴史のなかにおける人間
人間は、他の動物と同じように、次世代のためにこそ生きるべきだと思います。
次世代のために生きるなどと言えば、大袈裟に聞こえるかも知れませんが、僕らの諸先輩がたもそのことをよく理解していたように思います。
 
僕が日本生命のサラリーマンになったばかりのころ、会社の先輩が僕たち若い従業員をよく飲みに連れて行ってくれ、何万円という金額を払ってくれたのです。僕らは申し訳なく思い、先輩に払いますと申し入れました。でも、先輩はひと言「アホ」と言って、受け取ってくれません。「おまえらが大きくなったとき、若い奴に飲ませてやればそれでええのや。俺らもそうして育ってきたんだからな」
 
 
■仕事は人生の3割
一年間を時間で表すと8760時間になります。日本人が実態に近い2000時間働いているとしても、8760時間の中の23%程度です。どんなに多く見積もっても恐らく3割を超えることはないでしょう。
 
仕事と人生の関係を算数で考えると、日本人にとって仕事の時間が占める割合はたった3割であるというファクト(事実)が導き出されます。3割という数字は、要するにたいしたことはないとということです。
 
しかし、世の中には「仕事は人生のすべてである」と考えている人がかなりの割合で存在しています。その人たちは仕事を人生の関係を国語(感情や理念)で考えているのです。算数で考えれば、人生の7割は食べて、寝て、遊んで、子供を育てている時間です。
 
仕事と人生の関係は、次のように表現するのが実態にあっているのではないでしょうか。「人生とは、3割の時間を使ってお金を稼ぎ、そのお金で食べて、寝て、遊んで、子育てをすることである」「仕事とは、人生の7割を占める最も大切な時間の兵糧を確保するための手段である」
 
だとすると、最近よく使われる「ワークライフバランス」という言葉も間違っていることがわかります。人生に占める割合は仕事(ワーク)が3割、それ以外の生活(ライフ)が7割なのですから、正しくは「ライフワークバランス」と言うべきです。
 
 
ーここからー
そもそも論として、人間の能力をどう捉えるかで様々なことに対する考え方やスタンスが違てくると思っています。もちろん私はは出口さんと同じでそれほど変わらない派です。
 
勿論、優秀な人とそうでない人の差は明らかな場合も多いですが、逆にそうでない人の場合の方が多いのではないかと思うからです。
 
21世紀に入り、日本では管理職になれないビジネスパーソンが20世紀と比べて圧倒的に増えています。それって能力が非常に劣っているからなのでしょうか。管理職になれた人となれなかった人の差は、それほどに大きいのでしょうか。
 
私はチョボチョボの差でしかないと感じています。下手したら運?と感じる時も多々あります。
 
ですが、管理職になれなかった人や会社の評価が芳しくなかった方の多くが、非常にモチベーションを下げ、自信を喪失しています。
 
なので私は言いたい。自信を喪失する必要はないですよ。もっと自信を持ってくださいと。いじけて自暴自棄になることは止めましょうと。そして、次世代の後輩を是非育成して頂きたいと・・・。
 
残念ながら後輩達を育成している方は少ないとも感じています。その理由として、機械が少ない事もありますが、育成しようと思っていない、又は育成の仕方が分からい方も多いと感じています。
 
私の言葉で言わせて頂くと、それって自ら”幸福感”を放棄しているとしか思えません。人は誰しも幸せになりたいという欲求があります。ただ待っているだけでは幸福感を得ることはまずできません。何かしら行動が必要です。今回は幸福感を伝える話ではないので詳細は割愛しますが、幸福感を得る確率を上げるには、人に”貢献”することなんです。
 
後輩を育成し、後輩の成長に貢献できたら幸福感を得ることができるのです。
 
私の好きな言葉の1つに「恩送り」があります。
生きていると、恩を受けた方に恩を返すことができないケースって結構あると感じています。そのような時、私は違った方へ恩を返すように努力しています。
 
因みに、恩を得れなかった時も意識的に違った方へ貢献できるように努力をしています。
 
繰り返しになりますが、人それぞれの生き方があるので強制するつもりはありませんが、多くの方が幸せになりたいと思っているにも関わず、幸せから遠ざかる選択肢を選んでいる方がとても多いと感じています。
 
なので、幸福への近道である後輩育成をしてみませんかというご提案です。
次回は、50代のキャリア・生き方を中心にお話を致します。