Vol.74 「私が知らなかったナイキ」

書籍名: SHOE DOG(シュードッグ)  靴にすべてを。
著者: フィル・ナイト 
リンク: http://amzn.asia/ccd9Ygm

 

いつもは書籍の引用からいろいろとお話をさせて頂いていますが、本日は引用なしで私の感想をつらつらと書かせて頂きます。
 
皆さんは「ナイキ」について、どの位ご存知ですか?
 
この本を読むまでの「ナイキ」の印象は世界NO1のスポーツ関連メーカー、 ファブレス企業、発展途上国の工場で劣悪な環境のもとに安く商品をつくらせている(問題も指摘されている)。ブランド戦略が上手。そんな印象でした。
 
一言で表すと余り好きではありませんでした・・・。そもそもブランド物に興味がないのもありますが。
 
全くナイキのことを知らなかった事もありアシックスが好きでした。私が子供の頃にはアキレスの瞬足などはなく、圧倒的ダントツの1番人気はアシックスでした。子供の頃はアディダスも低迷期で、二流扱いでしたね。
 
確かバックだったと思いますが、たまたま私の母親が買ってきたスポーツバックがプーマで、クラスの皆から「峰松だせー」と言われて、とても恥ずかしかったことだけを今でも覚えています。
 
この本を読んで、なぜナイキがファブレス企業になったのかがわかりました。スタートが販売会社で工場を持たずに成長したので、大きくなっても自社工場を持たなかったんですね。
 
意図的というよりも歴史の必然なんだと感じました。
 
この本を読むまでアシックスとナイキに大きな因縁があったなんて知りませんでした。ナイキは元々アシックスのアメリカにおける販売代理店からのスタートで、1972年に袂を分かち、ナイキを立ち上げ今に至るのです。
 
詳しくは下記参照
 
この本を読み終わった後、アシックスのWikipediaも調べましたが根は深いようですね。因みにアシックス側のWikipediaには、ナイキのことが殆ど書かれていませんでした。以前、カンブリア宮殿でアシックスが特集されていましたが、その時もナイキのナの字も出てませんでした。
 
へぇーと思ったのがナイキがベンチマークしていた企業がソニーだったということ。書籍の中では、今のアップルのような存在があの時代のソニーでしたと書いてありました。アップル創業者のジョブス氏もソニーをベンチマークにしていたのは有名ですね。ソニーってやっぱり偉大な会社ですよね。
 
余談ですが、ソニー本社は私の働いている会社の直ぐ横です。
 
ナイキが立ち上がった当初、ナイキの靴をつくっていたのはほぼ日本の中小企業だったそうです。その当時、アメリカから見た日本は安くて品質のよい商品を作ってくれる発展途上国の位置づけだったんですね。
 
言われて当然なのですが、日本=発展途上国に悔しい気分を感じてしまいました。そして、他国を上から目線で発展途上国とみている自分に気づきました。自戒
 
この本は548ページもあり読むのに時間が掛かりましたが、思っていた以上に楽しめました。ナイキ側の視点で語られているので、美化されている箇所もあるかも知れませんが、読んでいて元気を貰いました。
 
感覚的には昨年放映された「陸王」を見ているような感じですね。
 
私は大の歴史好きです。日本史がメインですが世界史も好きです。世界史の中では中国史や朝鮮史が好きですね。歴史好きにも様々あり、私の場合は歴史上の人物の生涯がとにかく好きで伝記ものをよく読みます。高校時代は三国志にとてもハマりました。余談ですが、もし歴史好きの方がいたら歴史談義したいです。

 なので、この本はナイキの創業者であるフィル・ナイト氏の波瀾万丈の人生(歴史)が書かれた本だったので面白かったです。