Vol.78「イノベーションの起こし方(企業編)」

書籍名:「なるほど、その手があったか!」が量産できる”ひらめき”の作法
著者:東 信和
リンク: http://amzn.asia/8T3KIwN 

ー書籍からー

■なぜ、企業はイノベーションを求めるのか
そもそも、なぜ、これほど企業でイノベーションが注目されているのでしょうか。その答えは単純明快で、生き残るためです。次世代に生き残れるのはイノベーションに成功した企業のみです。
 
■イノベーションを起こさせる3つの企業タイプ
①イノベーター集団組織 例:Google、facebook
②トップダウン型組織  例:小林製薬、アップル
③仕組内蔵型組織    例:3M
 
3Mの補足
3Mの凄いところは、売上に占める新商品の割合をモニタリングし、KPI化している点です。イノベーションを生み出すには、それが必然となるような仕組みづくりが欠かせません。
 
老舗の日本企業の多くは、1つ目のタイプでも、2つ目のタイプでもないはずです。従って、3つ目のタイプの仕組化を模索していかない限り、イノベーションがうまく起こらないという悩みが解消されることはない。
 
■企画サイドの軸と意思決定サイドの軸
通常、企画サイドは、面白いか面白くないかという軸で考えます。対して、意思決定サイドは、儲かるか儲からないかという軸で考えます。
 
■イノベーションを阻害する壁
企業活動の中で個々人がイノベーションをもたらす事業に挑むには、まだ高いハードルがあります。それは、組織には様々な壁が存在するからです。個々人が身につけた発想力を存分に発揮するには、組織面でも一工夫が必要なのです。
 
■イノベーションが機能不全に陥る理由
イノベーティブな新しいコンセプトを考えることに比べて、「できない理由」や「やらなくていい理由」を考えるのは簡単です。ですから、「できない理由」や「やらなくていい理由」は竹の子のようにポコポコと生まれてきます

そうなると、コンセプトを企画したメンバーは、プロジェクトとはまったく関係のないことで消耗していきます。

結果、企画サイドは新しいコンセプトをつくるためのエネルギーを削がれ、意思決定済みのコンセプトも進まなくなります。つまり文字通り、停滞してしまうのです。

こうなると、イノベーションが次から次へと生まれてくるはずのモデルは機能不全に陥ってしまうのです。

 
■イノベーションが比較的うまくいっている日本の会社はどんな会
イノベーションが比較的うまくいっている会社というのは、その多くがワンマン(トップダウン型)に近い意思決定メカニズムを持っています
 
なぜなら、ボトムアップで集団のコンセンサスを取る手続きを踏んだり、意思決定に関わる人数が多かったりするほど、「内容も丸くなって、稚拙になるし、スピードも遅く」なり、結果的に最悪の意思決定になってしまうからです。
 
◾️企業におけるイノベーションとは

企業におけるイノベーションとは、経営や人事の仕事である。

わかったからといって、今すぐ発想力や問題解決力が磨かれるわけではありません。ただ、この方法を理解する前と明らかに違うことは、「何を鍛錬したらいいのか?」を既に理解していることです。

定まった型がないと鍛錬することもできませんが、その点はもう心配ありません。

 
 
ーここからー

本日は2点について私の考えを述べさせて頂きます。

1点目が企画側と意思決定側の軸の違いです。この違いは本当によく起こります。私の感覚ですが企画側が意識しないとほぼ儲かる・儲からないの視点は抜けているか、非常に少ないと感じます。
 
当然ですが企業は営利団体なので、儲かることはとても重要です。ですが、儲かればいいのかに対しては・・・の人も多いのではないでしょうか。少なくとも私もその一人です。
 
これを解消するためには下記の2つの軸を忘れないことが大切だと思っています。1つ目が「社会的意義があること」。2つ目が「現在の売上高に対して1%、できたら10%以上の売上高が見込めることです」。
 
社会的意義がないビジネスは長続きしませんし、売上高に対して1%未満のインパクトしかない場合、経営的に見て誤差の範囲になってしまうからです。
 
 
2点目が企業におけるイノベーションは経営と人事の仕事であるです。もしかしたら人事の仕事に?の方もいるかと思います。なぜなら、昔の自分はイノベーションを人事の仕事だとは思っていなかったからです。
 
考え方が大きく変わったのは実はここ1年です。一番の理由は本日の冒頭でも紹介している通り、企業が生き残るためにはイノベーションが必要不可欠だからです。
 
①イノベーター集団組織や②トップダウン型組織の場合は、経営だけでも対応できると思いますが、③仕組内蔵型組織でイノベーションを起こすためには人事が必要不可欠だからです。仕組みをつくり、継続的に機能・運営させられるのは人事だけでしょう。逆に言えば、多分人事が介入できない場合はほぼ実現しないと思っています
 
そう考えると、これからの人事の仕事って非常に大変でハードルが高いですが面白くてやりがいがありますね。※個人的な感想です。
 
著者が言っていましたが、イノベーションはやり方を学んで鍛錬すれば、誰でも身につけることができるが組織の壁がそれを阻む。私もその通りだと思います。その組織の壁を壊す武器?やり方?となるのが問題解決だと私は思っています。
 
多分、多くの方が組織の壁を壊す武器が問題解決に???だと思いますが、今回は字数の関係で割愛致します。今後この当たりについても詳しく書きますね。