書籍名:すごい「実行力」
著者:石田 淳
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ー書籍からー
■実行力をつける3つの方法
①行動の動機づけ条件をつくる。
②行動を測定する。
③行動を妨げるものを排除する。
■動機づけで失敗する事例
・仕事の能率を上げたい。
・上司との関係を改善したい。
・とにかく収入を増やしたい。
それらも動機づけ条件には違いありません。しかしここで言う動機 づけ条件とは、行動に直結する動機のことです。「能率を上げたい」は動機づけ条件というよりは目標です。それを 達成する手段として「無駄を探す」という行動が導き出されます。
この直接的な動機づけ条件をいかにつくるかを考えます。「仕事の 能率を上げたい」「上司との関係を改善したい」「収入を増やした い」は達成すべき目的に過ぎません。
■行動を強化する最強の口癖
①「すぐに」強化すること。
②ルールを「確実に」守ること。
■行動を2つに分解する
①不足行動(望む行動)
②過剰行動(やめたい行動)
■不足行動を増やすための3つの方法
①行動の誘発条件をつくる。
②行動の動機づけ条件をつくる。
③行動のハードルを低くする。
■過剰行動を減らす3つの方法
①行動の誘発条件を取り除く。
②動機づけ条件を取り除く。
③行動のハードルを高くする。
■行動を動機づけ、継続させる方法
①ニード(必要性)
②メリット(利点)
上記①+②で行動を強化し、
③測定で継続させる。
行動を数値で表すことで効果を確認し、現在の方法が間違っていない かどうかチェックできます。行動が増えたか、減ったか、あるいは 変化がないか。数値に表すとこれらを正確に見極めることができま す。主観に頼っていると、どうしても見極めが甘くなりがちです。
■挫折せずに「やり抜く」方法
・スモールゴール(目標を「小さく」「たくさん」設定する!)
スモールゴールとは、最終ゴールへ至る道のりに設定する中間ゴー ルです。コースがあまりに長いと、途中でやめたい危険が高まりま す。「もういや、どうせ無理だ」とあきらめる人もいますし、遊び の誘惑に負けてしまう人もいます。スモールゴールはそれを未然に 防ぐ方法でもあるのです。
細かい目標をたくさん設定すると、ひとつ到達するごとに達成感が 味わえます。そのすぐに表れる結果により行動反応率を上げ、次の 行動を促してくれます。
■「実行力」が持続する・しない訳
①やり方がわからない。
②やり方は知っているが、続け方がわかならい。
■「3日坊主」「負け犬」を自分の中から追い出す方法
途中で挫折するのは意思が弱いせいだと考えがちですが、意思の問 題ではありません。「続けたい行動を続ける方法」を知らないだけ です。あるいは「やめたい行動を止める方法」を知らないだけです 。
重要なのは行動反応率を高める仕掛けつくることで、次の2点が効 果的です。
①自分へのごほうびを用意する。
②成果をビジュアル化する。
■日記を有効活用する
その日にどんな行動を実行したのか、一日の終わりに記録しましょう 。行動の内容、回数、結果を記すことで、行動の一つを自分なりに 総括することができます。
日記はメモ書き、箇条書きで構いません。文字にすることが絶対条 件です。頭の中で振り返るだけでは整理が十分でなく、あとで記録 を見ることもできません。
ーここからー
私に欠けている箇所は何かを考えながら書籍を読みました。見えて きたのは動機づけの強化である必要性と利点の言語化と、それを継 続するための測定できるスモールゴールをたくさん設定することで した。
改めて思い出したのですが、ワタミの社長やとある成功しているコ ンサルタントの方は目標がとにかくたくさんありました。私が覚え ているだけでも300個以上はあったかと思います。『目標を具体 化すると叶う確率があがる』とは知っていましたが、それれほどた くさんの目標が必要?と心のどこかで思っていました。
しかしながら、それが本当に大切だったんだと改めて気づきました 。多分目標をたくさん書いている方は、五月雨式に目標を設定して いるのではなく、大きな目標に向かってスモールゴールをたくさん設 定していたんだと思います。だから、殆どの目標を達成できたと言 っていたんですね。
我ながらこのことに気づくまでに結構な遠回りをしていますね。い つものことですが、気がつけば普通のことなののに、その普通に 気づかないことが本当に多いですね。
私は去年から10年日記を書き始めました。しかし半年位で挫折し、今現在も書いてません。段々書くのが苦しくなったのが原因と、利点を 余り感じられなかったからです。ですがこの本を読んでから日記を 再開しました。書いている内容は、やった行動の内容だけにしまし た。気持ちは必須にしないで、気分が乗ったら 書くようにしました。
普通の日記とは概念が全く違っているので、それって日記なの?と 言われる方もいるかと思いますが、別段思いを書きたいという衝動 が私には全くないので、この形があっていると思います。
あなたは3日坊主で終わらせていることはありませんか。