Vol.84「話すことは、生きること」

書籍名:たった一言で人を動かす 最高の話し方
著者:矢野 香
リンク: http://amzn.asia/5ppvUpq

ー書籍からー 

■「一文一息」のための5ステップ
ステップ1:一文を50字以内にする
一文が長くなるのは日本語の特徴の一つです。助詞の「が」や「で」を使えばどこまでも順接の接続詞で長くすることができます。
 
ステップ2:PREP法(プレップ)で構成する
 P(Point)結論「〇〇は~だ」
 R(Reason)理由「なぜならば~だからだ」
 E(Example)例示「たとえば~」
 P(Point)結論「だから〇〇は~だ」
 
ステップ3:文末の「思います」は削除する
「思います」と言いたくなるのは、逃げ道を確保したいという気持ちの表れだからです。
 
ステップ4:一文ごとに息継ぎをする
「一文一息」でメリハリをつけると、大切な部分がとくに際立ち、伝えたいことがより伝わりやすくなります。
 
ステップ5:動画を撮影し、10項目を確認する
 1.話の内容
 2.PREP法になっているか
 3.「一文一息」で話せているか
 4.声の大きさや滑舌
 5.話すスピード
 6.「間」の取り方
 7.話の内容にふさわしい表情か
 8.目線の配り方
 9.身振り手振り
 10.姿勢
 
 
■アイデンティティーを持つ
「結局、アイデンティティーを伝えることなんだよね」
自分の価値観がはっきりしていれば、たとえ人づてであっても、たとえ言語が違っていても、伝わります。逆にアイデンティティーがはっきりとしていなければ、どんなに立派なプレゼンテーションをしてもどんなに熱心に説得しても、人は動かないのです。
 
 自分がなぜその仕事をしているのか。
 自分はなんのために働いているのか。
 自分は仕事を通して何を実現したいのか。
 
話し方、聴き方というスキルを考える前に、まずはそういった本質的なことを改めて問い直すべきだ。
 
 確固たる価値観、仕事に対する誇りとアイデンティティー。
 
それがあれば、ビジネスにおいて人を動かせる「最高の話し方」ができるようになります。
 
 
■話すことは、生きること
「教養には、その人が何を大切にして生きてきたのかが表されているのです」
 
ウォルト・ディズニー氏の言葉です。私は「教養」という言葉は、そのまま「話し方」という言葉に置き換えることができると思いました。
 
「話し方には、その人が何を大切にして生きてきたのかが表されているのです」 
 
自分が何を大切にして生きてきたのか。そのことを伝えることで、そこに話し手の生きざまが表れ、さらには説得力が出ます。言葉を相手の記憶に刻み込むこと。それが生きた証といもいえるのです。
 
「話すことは、生きること」
 
 
ーここからー 
ここでもPREP法がでてきました。話し方やプレゼンの本を読むと必ずと言っていいほどPREP法が書かれています。私が感じたのは賢人達が安易にPREP法を推奨しているのではなく、本当に使い勝手がいいから。つまり、原理原則の方法に即したやり方だからですね。
 
3C分析なんかもまったく同じだと感じています。3C分析は経営戦略の手法ですが、問題解決やキャリア分析などにも使える優れものです。これも原理原則の方法に即したやり方だからです。
 
2回にわたって話し方を取り上げてきましたが、一番大事なことはアイデンティティーでったんですね。言われてみれば『そうだよなぁー』と感じます。 アイデンティティーを辞書で調べると、主体性や自己同一性と書かれています。
 
自己同一性と言われても私はピンとこなかったので自分なりに読み解いた結果、辿り着いた私の定義は、「一貫性、ブレない価値観」でした。人はブレずに一貫して話すことに対して強い共感が生まれると信じています。
 
一貫性を貫くと敵も出現しますが、敵以上に味方や賛同者が増えます。これは、自分の経験からも強く感じています。
 
念の為お伝えしますが、この一貫性や価値観が自分に向けられている場合は除きます。あくまでも外に向けられていることは絶対です。そして、その一貫性、ブレない価値観が原理原則であり、かつ、論理的に言語化されていると、更に味方や賛同者が増えます。なぜなら、再現性が高くなるからです。
 
あなたのアイデンティティーは何ですか。