Vol.93「成長とは何か」

書籍名:個人、チーム、組織を伸ばす 目標管理の教科書
著者:五十嵐 英憲
リンク:http://amzn.asia/8si8JcC

ー書籍からー

■日銭目標一色にしない
目標には戦略目標と日銭目標があり、この2つの資源配分のバランスに注目することが大切だ。
 
一般的に、企業活動の大部分のエネルギーは日銭業務に費やされ、残されたほんの僅かな経営資源で戦略業務を遂行する。それはそれでやむを得ぬことではあるが、それさえも日銭業務に投入してしまい、戦略業務が断絶する。よくある話である。
 
①:全経営資源ー日銭業務=戦略業務
②:全経営資源ー戦略業務=日銭業務
 
①のような発想で仕事を進めると、間違いなく、殆どの経営資源が日銭業務に吸い取られ、気がついたら戦略業務に使うべき資源が限りなくゼロになるので、②のように、日銭業務と戦略業務との組み替えを行う。
 
②を実践すれば、日銭業務に費やす経営資源は減少し、日銭業務のあり方は必然的に変革せざるを得なくなる。つまり、残った資源で、日銭目標の達成のために努力するということだ。
 
 
■承認の仕組みを作ろう
マズローの5段階欲求からも読み取れるのは、承認欲求の充足が人間のハッピーやヤル気を左右する極めて重要な要因だということである。
 
それならば、マネジメントに際しても、承認欲求の存在と重要性を直視して、他者から与えられる精神的報酬の増強に向けた積極的な努力が必要になるだろう。
 
 
■成長とは「有能感」である
アンケート調査などでは、「働きがいとは何か」という問いかけに、圧倒的多数の人が「自己成長」と答える。これは、人が成長欲求を持っている証しである。
 
何をもって成長とするのかは人それぞれであり、絶対的な正解は存在しないが、筆者は「有能感」という概念で成長を捉えている。
 
有能感とは、「自分は仕事をうまくやれる力を持っている」という自分に対する自信である。「失敗の繰り返しがなくなった」、「障害もたくさんあったが、我ながらうまく切り抜けたものだ」、「新しいことへのチャレンジで、もの凄く不安であったが、何とかそれを成し遂げた。次の仕事が待ち遠しい」。
 
これらはみな有能感の発露であり、この種の思いが自然と湧き出てくる瞬間、それが成長の実感である。
 
 
 
ーここからー
成長とは「有能感」である。有能感とは、自分に対する自信であると・・・。この話を聞いた時、私の頭に浮かんだのは「自己肯定感」と「自己効力感」という言葉です。
 
自己肯定感とは自己を肯定する。すなわち、自分が自分として生きていていいんだと思えること。自己効力感とは自分が行うことに効力があると感じられる。すなわち、自分の行いが誰かの役に立っている、貢献していると感じられること。と定義をしています。
 
久しぶりにネットで調べたら、自己効力感=有能感と同義語だと書いている方も居ました。
 

この2つについて並列や同義語に捉えるなど様々な捉え方がありますが、私の整理ではまず始めに「自己肯定感」、その次に「自己効力感」が感じられるのがベターだと思っています。

 
なぜなら、別段たいした事をしていないと感じているにも関わらず、人から褒められたり、認められると心がザワザワし、落ち着かないからです。
 
まずは自分が自分として生きていていいんだと感じられる。すなわち、自分が満たされているからこそ、人に優しくなれるし、貢献できるからです。これが自然だと思いませんか。
 
では、自己肯定感を上げるために何が必要なのでしょうか。セルフで上げられれば一番いいのですが、これがなかなか難しい。私が一番効果が多きと思っているのは、上司や同僚又は彼氏・彼女・父母からの「存在承認」です。
 
存在承認を言い換えると、「居てくれてありがとう」と感じられる言葉やしぐさや環境です。
 
私は15歳になる娘に存在承認を意識して発しています。なぜかと言うと、自分は人よりも頭が悪い、出来が悪い、自分には無理という発言が結構多いからです。
 
娘がいつ芽吹くかは正直わかりませんが、いつか必ず芽吹くと信じているので、継続的に存在承認を続けて行きます。
 
人を変えることはできませんが、人を支援することでその人が自発的に変わるところを何度となく見てきました。娘もきっと・・・。