Vol.108「日本の常識は世界の非常識?、バカな奴と賢い奴の違いとは?」

書籍名:もう必要以上に仕事をしない!時短シンプル仕事術
著者:鈴木 真理子
リンク: http://amzn.asia/8VvHCFn

ー書籍からー

■改善の3原則は「やめる→減らす→変える」
日本企業は「PDCA」や「報連相」が大好き。重要な内容ならわかるが、重要でないものまで同じ労力や時間をかける職場が多い。上司が安心のために部下にそれを求め、こまめにやる部下を評価しがち。
 
討論会などで経営が使うパワーポイント資料にも驚く。こんなに情報満載で緻密な資料をつくるのに、いったい何人の社員の労力と時間を費やしたのか。動画つきの凝ったものもある。
 
同じメールを複数の人に同時に送るCCメール愛用者が多い。大量に届くCCメールを読むだけでも時間がかかる。
 
社内で許可を取るために複数の管理職に判子をもらう社員の姿は、まるでスタンプラリーのように映る。
 
と一橋大学院教授 クリスティーナ・アメ―ジャン氏は指摘をしたうえで、説いています。
強弱をつけず、すべて念入りに取り組むのは日本企業の弱い点だ」。
 
改善というと難しく感じる人がいますが、シンプルかつ簡単な方法があります。それは、業務改善の3原則といって、「やめる→減らす→変える」の順に考えていく方法です。
 
 
■シンプルに考えるためのアドバイス
バカな奴は単純なことを複雑に考える。普通の奴は複雑なことを複雑に考える。賢い奴は複雑なことを単純に考える」。
 
これは、稲盛和夫さんの名言です。
 
例えば、パソコンでする事務の仕事を教えるとき、いきなり部分だけ説明する人がいます。画面を見せながら、「この空欄には、数字の1を入れればいいから」という具合です。すると聞き手は、何の仕事について教わっているのかチンプンカンプン。話がどんどん先に進むと、ついていけなくなります。
 
一方、デキる人の教え方は、違います。
 
「今日は〇〇の仕事のやり方を教えます」と大テーマから入り、「〇〇の仕事をするには、この端末を使います」と伝えてから、画面操作の指導に移ります。それから、「空欄になぜ”1”を入れるのか」は、理由をつけてちゃんと解説してくれます。
 
この「全体から部分へ」のシンプルな論理的思考法は、あらゆる場面で役に立ちます。
 
 
 
ーここからー
「社内で許可を取るために複数の管理職に判子をもらう社員の姿は、まるでスタンプラリーのように映る」
 
私も複数の判子に意味があるのかと思っていましたが、スタンプラリーのようだ!は言い得て妙ですね。
 
この手の話を聞くと、前東京都知事の石原さんの豊洲問題の報道会見を思い出します。石原さんが「確かに豊洲移転について判子を押したが、この豊洲問題は私だけの責任ではなく、都庁全体の問題だ」と・・・。
 
気持ちは120%分かるのですが、だとしたら石原さんの判子は何だったんだになりますよね。責任と権限は明確であるべきだと思うのです。
 
責任と権限が明確なら、スタンプラリーのような判子のオンパレードはなくなるとも思いますが、皆さんはどう思いますか。
 
判子のスタンプラリーを別の言い方で例えると、「船頭多くして船山に上る」ようなものだと思うのです。
 
 
バカな奴は単純なことを複雑に考える。普通の奴は複雑なことを複雑に考える。賢い奴は複雑なことを単純に考える」。
 
これは本当に名言ですよね。さすが稲盛さんです。
 
当然ですが、複雑なことはなかなか解決しません。多分、賢い人でも無理でしょう。賢い人が複雑なことを解決できるのは、因数分解し単純化、すなわち「見える化」することができているからではないでしょうか。
 
当然ですが、見えないものを解決するのはとても難しいから・・・
 
仕事柄、様々な受講生にお会いしました。その中で分かったことが1つあります。それは、誰一人して「相手に悪意を持って接しようとか、悪意を持って複雑にしようとしている人はいない」ということです。
 
言い換えると、複雑なことを単純に変える方法=原理原則を知らない方が殆どです。
 
あなたは、複雑なことを複雑に考える派?それとも複雑なことを単純に考える派?もしかして単純なことを複雑に考える派ですか。