書籍名:40歳からの「転職格差」 まだ間に合う人、もう手遅れな人
著者:黒田 真行
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―書籍からー
■企業はミドル転職者の何を知りたいのか?
企業が確かめたいのは、「成果の再現性」なのです。
求職者は単に自分の強みや実績を相手企業に伝えるだけではダメで、「入社後に何ができるのか、何ができそうなのか」を、相手を納得させられるだけの材料を準備してアピールすることが大事なのです。
「私を採用しなかったら損ですよ」「私を採用したらこんなに得しますよ」ということを如何に伝えるかが重要だということです。
■「綺麗に繕われた」自己PRはもう通用しない!
求人企業が知りたいのは、「入社後、この人はうちでどのような成果をあげてくれるのか」です。つまり、求職者の「ギブ」こそ聞きたいことなのです。
転職後に自分ができることを「具体的」に、「正直」に、できる「根拠」を示しながら話すことが最大の自己PRになります。「具体的」「正直」「根拠」の3つがある「ギブ」を自己PRとして準備しましょう。
■己の才能に対して失礼な生き方をしていないか
私がよく言うのは、「墓標に何と刻みたいのか」を考えてくださいということです。
「年収1000万円を稼いだ人間、ここに眠る」と墓標に刻みたいのであれば、年収にこだわればいいと思いますが、多くの人はそうではないはずです。
昭和から平成初期の頃のリクルート時代、飲みながら後輩たちに熱く語る習慣があちこちでありましたが、そのマネージャーの一人に以下のようなことを語っている人がいました。
「営業達成率105%できましたとか、会社の上司から与えられたしょぼい目標に自分の貴重な時間をつぎ込んで、それを達成したくらいで本気で喜んでいて、お前、本当にそれでいいのか?その程度で喜んでいると、己の才能に対して失礼なんじゃないか」。
自分の目標は、自分が決めるものであり、自分が持っている能力をいかんなく発揮してこそ真の満足が得られるのではないかというメッセージです。
自分の持っているポテンシャルを引き出し、その能力をフルに発揮するのは、一人ひとりの責任です。その責任を果たさないのは、自分が持っている能力を発揮しないのは、自分の才能に対して失礼なことであり、あなたがあなたに失礼なことをしているのだということをもっと自覚すべきでしょう。
―ここからー
今年転職をしたので、転職に関する内容を何度かお伝えしてきました。この本を読んで、改めて自分に問いかけました。
「墓標に何と刻みたいか」
私は、自分と係わった人達にとって少しでもいいので「一筋の光になりたい」でした。HPにも「一筋の光になりたい」は記載をしていますが、やはりこの言葉でしたね。笑
成果の再現性!!
とても重要な言葉です。主観ではありますが、余りに多くのビジネスパーソンが「成果の再現性」を意識せずに仕事をしていると感じています。
成果の再現性とは、自分がやってできるのは当たり前で、他人も同じように成果がだせるようにすることです。これこそが大事ではないでしょうか。
それと最後に・・・
「己の才能に対して失礼な生き方をしていないか」
とてもいい言葉だと思いませんか?自分だけかな?苦笑
この言葉を見たとき、とても「はっ」としました。生まれから今日まで、このようなことを一度たりとも考えたことがありませんでした。
とても厳しく!そして、とても温か味のある言葉だと受け止めています。
あなたは、己の才能に対して失礼な生き方をしていませんか。