Vol.131「アイデアを考える際のセオリー」

書籍名:USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?
著者:森岡 毅
リンク:http://amzn.asia/d/3tHR9bo 

―書籍からー
■3段ロケット構想
私はUSJが飛躍的に成長するための成功の確度が高いと思われる1つの戦略を構想したのです。それが「3段ロケット」構想でした。

1段目:「家族連れ顧客(ファミリー)」を取り込むこと。
2段目:「ものすごい何か」を作って関西依存の集客構造から脱却すること。
3段目:科学的経営管理法に基づいてパークを効率的に運営するこの会社のノウハウを複数の場所に展開して、会社を大きく飛躍させてゆくこと。

 ◾️アイデアを考える際のセオリー
アイデアを生み出すに当たって、最初に最も大切な事は、何を必死に考えれば良いかわかっている事です。
「良いアイデア」を出すに当たって、ほとんどの人が実はよく考えていないのが、次の2点です。
①良いアイデアとはどんな条件を満たすアイデアのことか?
②それらの条件を組み合わせて、良いアイデアを探すにあたって着眼点(釣るポイント)をどこに定めて頭脳をフル回転させるべきなのか?

◾️戦略的フレームワーク
目的→戦略(必要条件)→戦術(アイディアそのもの)の順番で考える
目的:そもそも達成すべき命題は何か?
戦略:目的達成のために経営資源を何に集中するか?(これがアイデアの必要条件)
戦術:具体的にどのように実現させて行くのか?(これがアイデア)

例)
目的:1000万人レベルの年間集客の達成
戦略:ファミリーを獲得する(ファミリー層を獲得する必要条件)
①「小さな子供連れは楽しめない」という消費者の認識を覆すものでなくてはならない。
②実際に数割増えるであろう集客に十分な収容キャパがなくてはならない。
③設備投資資金の予算内で実現できるアイデアでなければならない。
④既存資産とのプラスの相乗効果で経営効率を高めるアイデアであれば尚良い。
戦術:新ファミリーエリア「ユニバーサル・ワンダーランド」の建設

◾️アイデアは実現させないと意味がない!
私は美しい戦略やアイデアを生み出す所に知的興奮を見出し、そこにどうしても意識が集中しがちでした。
戦略やアイデアの強さだけではあまり意味がないのです。

 

 

―ここからー
本日、お伝えしたいのは2点ですね。
1点目は、戦略的フレームワークです。書籍の中ではこれ以外に「数学的フレームワーク」「マーケティング・フレームワーク」がありますが、多くの方に活用できるのが戦略的フレームワークだったので、これだけを紹介しました。

アイデアのセオリーでも書かれていますが、何を必死に考えれば良いかわかっている事がとても重要です。これがズレていると戦術=アイデアがズレ、結果として求めていることに近づかないことになる。

特にブレストですね。ブレストの目的とゴール。そして戦略(必要条件)が明確でないと、ブレストをどれだけやってもズレたアイデアが多くなることを数ヶ月前に実感しました。

2つ目は、アイデアは実現させないと意味がないです。自分一人で完結させられる場合は問題はないのですが、自分一人で完結できない=人の助けや合意形成が必要な場合は、アイデア以前の問題が非常に根深いことをこちらも数ヶ月前に実感をしました。

奇しくもこの2つ目のことについて森岡さんは「マーケティングとは「組織革命」である。という書籍の中でこれでもかと書かれていました。この先皆さんへ紹介してした1冊です。

本日は簡単にお伝えすると、人間は感情の生き物なので、正論だけを言っても人は動かない=アイデアを実現することができないということです。

最後に
何かアイデアを考えようとする際に重要なのは、目的とゴール、そしてそのゴールを達成するための必要要件(戦略)を明確にすること。これがあってのアイデア(戦術)ですね。

あなたは、アイデア(戦術)先行になっていませんか。