Vol.138「どこで戦うかとは、言い換えると・・・」

書籍名:USJを劇的に変えた、たった1つの考え方
著者:森岡 毅
リンク:http://amzn.asia/d/903AdIA 

―書籍からー
■マーケティングが必要な時とは?
USJが低迷していた時期に、従業員は頑張っていないかったという事でしようか?決してそんなことはありません。皆どこまでも誠実に、少しでもゲストの笑顔を増やそうとずっと努力していたのです。

ではなぜもっと早く結果が出なかったのか?

それは会社として頑張るべき焦点「どこで戦うか」を正しく明確に設定できていなかったからです。

◾️USJは何が変わったのか?
USJは消費者視点を大切にして、作ったものを売る会社から、売れるものを作る会社に変わりました。

◾️なぜ「消費者視点」は簡単にできないのか?
会社という組織が消費者視点で一致団結することは、自然状態では困難です。その理由は、会社というたくさんの人が集まっている集団の中では、会社の利害と個人の利害が必ずしも一致しないからです。

現実は、個人の利害を会社全体の利害に優先させてしまうのが、多くの人間に当てはまる現実です。

現実の会社では、個人レベルの利害を土台にして、部門レベルの利害の軸が更に加わってきます。こうした個人や部門に代表される様々な利害のベクトルが、会社の中には縦横無尽に走っているのが現実です。

1つの事案の社内合意を取るためにも、多くの部門間の利害に配慮して、とても時間が掛かるようになる、会社の意思決定スピードは鈍化します。また個人や部門間のパワーバランスを反映して、消費者価値としてのベストよりも「玉虫色」な妥協案に近づいて行きます。従業員は、社内の利害の調整ばかりに多くの時間が割かれます。「外向き」の時間や労力が、どんどん「内向き」の社内政治に使われていきます。

なので。部門間や個人間の利害やしがらみをぶった切ってでも、消費者価値としてのベストを押し通す強力な意思決定の仕組みが必要です。

◾️マーケティング力を最大化する企業形態とは?
私が考えるオススメの企業形態は、今のUSJのようなマーケティング優勢で技術力を活用する会社です。

技術開発の向かうべき方向と、開発すべき商品コンセプトなどは、マーケティングが商業化を念頭に最初に決定するのです。

 

 

―ここからー
マーケティングで大事なこと。それは「どこで戦うか」です。逆に言えば、「何を捨てるか」です。

なかなか大手も中小もリソースが潤沢な事はありません。殆どの場合、何かが足りません。その限られたリソースを活用して戦うしかない訳ですから、全方位的に戦える事事態がありえません。

よって、どこかにリソースを集中させなければならず、そのために何を止めるかを覚悟も持って決断する必要が出てきます。

この覚悟を持った決断が結構難しい・・・。当事者になると『アレもコレも大事で捨て難い』のが普通の人の感覚ではないでしょうか。実際に自分もそうでした。

ただ、会社として、チームとして何かを進めるため、全員の力を一つにまとめるためには何かに集中=何かを捨てないと1+1=1.5などの勿体無い結果に終わってしまう場合が多い感じています。

ここ数年、断捨離が流行っていますがわかる気がしてきました。苦笑
結構、覚悟を持って捨てられないケース?人?が多いと感じるのですが、皆さんは?会社は?如何ですか?