Vol.169「コミュニケーション不足は必然だった」

書籍名:入門 組織開発
著者:中村和彦
詳細はこちら: https://www.amazon.co.jp/dp/4334038581/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_hPk.CbYW1VR5Z 

―書籍からー
■組織開発が必要な背景
世の中が安定していて、作れば売れた大量生産の時代であれば、経験豊かなマネージャーが最も正しい答えをもてたので、指示伝達型のスタイルも有効でした。しかし、現代は不安定要素や変化が大きく、競争が激しい時代です。

したがって、マネージャーさえ経験したことが無い環境や状況に置かれていることになります。マネージャーが正しい答えを持っているとは限らず、部下と共に思考し、他社との競争で優位に立てる様な、創造的で斬新なアイデアを生み出す会議やミーティングが必要とされています。

現代は個業化が進む環境要因が多いので、関係性に対するマネジメントを何もしなければ、自然に個業化へと向かって行きます

 

 

―ここからー
前回のご紹介した西野さんの言葉から
『技術水準も生活水準も上がった国では、面倒なことは高度にシステム化されたウンタラカンタラに任せ、各々が住まいやスマホといった「マイスペース」と持つようになり、どうしたって、他人との接触面積が小さくなる。協力して井戸を掘ることもないし、お隣さんの引越しを、村を上げて手伝うこともないのだ。

これが、どんな事態を招くかというと”国民総コミュニケーション障害時代”だよね。これは先進国の運命で、避ける事はできない。

コミュニケーションをとる機会が減るんだから、コミュニケーション能力が落ちるのは至極当たり前の話だ。石を投げれば人見知りに当たる』

今回、組織開発が必要な背景で語られた『現代は個業化が進む環境要因が多いので、関係性に対するマネジメントと何もしなければ、自然に個業化へと向かって行きます』と全く同じことを言っていました。

そうなんです。
私達は、普通に生活をすればするほど、コミュニケーションを必要としないのです。

ビジネスパーソンに限って言えば、
昔は仕事を進める上で連携が無ければ進まないことが普通だったことが、今は個業で済んでしまうことが当たり前になったということです。

生産性で考えるならば生産的なのでしょうが人間は感情の生き物なので、生産性とは違う視点による機能不全が起こっているのだと私は思っています。

ということは、
生産的ではありませんが、無理繰りにでも人と人とがコミュニケーションをしないといけない環境=仕組みを会社として用意することが必要だと思っているのですが、皆さんは如何お感じですか?