Vol.185「管理職に求めること・・・」

書籍名:P&Gで学んだ経営戦略としての「儲かる人事」
著者:松井義治
詳細はこちら: https://www.amazon.co.jp/dp/4484192012/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_qcEKDb560K4YV

―書籍からー
◾️P&Gにおける基本的な人事の考え方
P&Gの基本的な人事はラインで完結します。
部の中での評価、昇進、教育はラインのリーダーの仕事であって、人事部の役割はリーダーによって評価の偏りが出ないよう、組織としての不動の評価軸や枠組みを示すことにあります。

◾️ダメな上司をマネージャーにしてはいけない
部下を育てられなければ上司失格!!

部下を育てるのは上司の役目ではなく責任です。
人材育成の責任は、半分が本人、残りの半分がその上司にあります。
上司の評価の半分は業績で決まりますが、残る半分は部下の育成に成功しているか否かによって決まるのです。
※それが外資系のマネージャー評価の基本です

◾️一流のマネージャーに必要な知識と能力
1仕事の専門知識と能力があり、成果を出し、自ら進んで新たな挑戦を行い、自己研鑽していること。
2プロとして必要な能力とマインドを持ち、行動原則と基準を理解し、実践していること。
3部下の能力をスキル、知識、姿勢の面から公正に評価できること。
4効果的に質問、承認、賞賛するコーチング能力があること。
5部下の学習特性を理解し、専門能力の指導をする力があること。
6行動科学(行動心理学)の知識と高いEQ(感情調整力)をもっていること。

◾️部下育成研修プログラム例
1マネージャーの使命と役割
2マネージャーに必須と能力と心構え
3成長の要因
4学習促進の基本原則と育成プロセス
5メンバーとの信頼関係を築く
6マネージャーとしての現状分析(アセスメント結果の確認)
7効果的な部下育成(演習)
8正しいフィードバックの方法(演習)
9成果を高めるコーチング
10育成計画の作り方とポイント 

 

 

―ここからー
この本に書かれていた事の多くは、私がやりたいと思っていたことにとても近くて驚きました。ある意味、自分の思っていた事を実践している会社があることにとても勇気付けられました。

逆の意味では、P&Gではそれが当たり前に実現されていることに驚きました。なぜなら、「言うは易く行うは難し」だからです。その形が出来あがってしまったらそれ程難しくはないかと思いますが、会社としてその仕組みを理解し、当たり前まで浸透させるまでのレベルに達するには相当難しかったと思うのです。

外資系では当たり前に評価される部下育成ですが、日本企業では本当になおざりにされていると思います。ですが、今こそ部下育成やマネジメントが必要とされる時代は無いのではないでしょうか・・・。だから、評価の半分が部下育成なのは当然必要だと私は思うのです。

なのに、多くの日本企業では「部下育成は大切だ」と言いながら、評価のウエイトには殆ど含まれていません。これは口先だけで本気ではないと言わざるおえません。寂しい限りです・・・。

あなたの会社の管理職では、部下育成のウエイトは50%ですか。