書籍名:すべては導かれている
著者:田坂広志
詳細はこちら: https://www.amazon.co.jp/dp/4093885850/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_qtV.DbZA32MXK
―書籍からー
■五つの覚悟
「心の技法」 それは、次の「五つの覚悟」を、順に、心に定めていくことです。
第一の覚悟 自分の人生は、大いなる何かに導かれている
第二の覚悟 人生で起きること、すべて、深い意味がある
第三の覚悟 人生で起きる問題、すべて、自分に原因がある
第四の覚悟 大いなる何かが、自分を育てようとしている
第五の覚悟 逆境を越える叡智は、すべて、与えられる
この「五つの覚悟」を定めることができるならば、我々は、必ず、いかなる人生の逆境においても、それを越えていけます。
◾︎「逆境を越える」ために、本当に求められているもの
それは、苦労や困難、失敗や敗北、挫折や喪失、病気や事故といった不運な出来事、不幸な出来事に見えることを、
「この苦労や困難は、自分に、何を教えようとしているのか」
「この失敗や敗北は、自分に、何を学ばせようとしているのか」
「この挫折や喪失は、自分に、何を掴ませようとしているのか」
「この病気や事故は、自分に、何を伝えようとしているのか」
という問いを心に抱いて見つめ、すべてを、自分の成長のために与えられた「意味のある出来事」として解釈し、歩んでいくことなのです。
◾︎人間の「真の強さ」とは
かつて、臨床心理学者の河合隼雄氏が、印象深い言葉を残しています。
「人間は、本当の自信がなければ、謙虚になれないのですよ」
「人間は、本当に強くなければ、感謝ができないのですよ」
◾︎キリスト教の改革者、マルティン、ルターの言葉
たとえ明日、
世界が終わろうととも、
私は、林檎の木を植える
たとえ明日、
この人生が終わりになろうとも、
私は、与えられた今日という一日、
力を尽くして歩み、成長していく。
◾︎「すべては導かれている」
我々の人生は、大いなる何かに導かれている。
そして、その大いなる何かは、
我々に、素晴らしい人生を送らせようとしている。
それゆえ、我々の人生において起こる
不運な出来事や不幸な出来事と思えることは、
実は、我々に大切なことを教えてくれる出来事であり、
我々を成長させてくれる有り難い出来事である。
―ここからー
未熟者なので田坂氏が仰る五つの覚悟、すべてに覚悟ができている訳ではありません。ですが、覚悟をもつ重要性、必要性は感じていますし、理解をしているつもりです。
歳を重ねるに従い、過去の体験・経験、特に苦い経験には意味があったなぁと思えるようになってきました。
人生80年時代から100年時代が普通に考えられるようになった現代。より苦い経験に意味があったなぁと思える確率も上がるのではないでしょうか。苦笑
苦い経験をしたくないのが普通の人間ですが、辛い時は、「この苦い経験にはきっと何かしら意味があり、将来に繋がっているはずだ」と思いましょう!!
今年ももうすぐ終わり、来年は2020年。オリンピックですね・・・。
皆様にとっても良い年になりますように・・・。
少し早いですが、良い年末年始をお過ごしください。