Vol.201「オープネス(風通しの良さ)は衛生要因」

書籍名:オープネス 職場の「空気」が結果を決める
著者:北野唯我
詳細はこちら: https://www.amazon.co.jp/dp/4478108811/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_WyaqEbHDHEHV5

―書籍からー
◾︎エントリーマネジメント
エントリーマネジメントとは、入社の時点で「文化と相性」をしっかりチェックすることを指す。入り口で絞るわけだ。その文化は世間一般的に言うと、かなり偏った価値観であることが多い。よって外部から見ると、宗教っぽく見える。

◾︎文化形成
文化形成とは、その企業にとって「良いとされる行為」と「悪いとされる行為」を浸透させる施策。
重要なのは、そういった組織は、中で働く人にとって「悪い会社ではない」ことだ。

◾︎オープネスは衛生要因
オープネスは高ければ高いほど良いと言う訳ではない。それは、オープネスが一般的に衛生要因と呼ばれるものだからである。

オープネスは、衛生要因に含まれる。必ずしも高ければ良い、と言うわけではないが、低いと従業員満足度に致命的なダメージを与える

ハーズバーグの2要因理論より
一般的には、給与などの待遇は衛生要因と言われ、「低すぎる」と致命的なダメージを与える。一方で、必要以上に高くても、それほどプラスには働かない。

オープネスが高い”だけ”の組織は、人々にとって居心地がいいかもしれないが、ただの友達グループと変わりがない

言い換えれば、オープネスが高い状態は、グレートカンパニーである為の「必要条件」であって、「十分条件」ではない。

反対に、仕事の面白さなどは動機付け要因と言われ、高ければ高いほど良いとされる。

ーここからー
オープネス(風通しの良さ)は衛生要因!!
私にとってこの言葉は値千金の一言でした。今までの頭の中にあった断片的な知識が一つに繋がったからです。

最近見た「チアダン」と言う映画で紹介します。
これは福井県にある高校の実話で、ある高校がチアダンス部を立ち上げ、数年後に全米で優勝するお話です。

成立当初はのチアダンス部は多様性の塊で、一体感がなく、空中分解する恐れすらありました。その中で最初に取り組んだのが「風通しの良さ」。すなわち多様性を受けいることでした。

これが成功し、メンバーの中はとても良くなって行きました。しかし、ある一定レベルから伸び悩むのです。それは、「仲良しチーム」でとどまっていたということです。

メンバー一人ひとりにとって居心地は最高なのですが勝てない状況が続きました。そこから脱皮できたのが顧問の戦略でした。全米優勝をするために「仲良しゴッコ」を辞めさせ、厳しく指摘しあえる部へと変貌させ、全米優勝へと導いいたのです。

ここで注意したいのは指摘事項です。決して人格を否定せず、出来ていない事だけを指摘したのです。これが出来たのが人間関係(信頼関係)の土台がオープネスで既に構築されていたからです。

すなわち、この話を使ってお伝えしたことは、企業が大きく成長し続けていくためには、最初にオープネス(風通しの良さ)は必要だが、オープネスは生成要因なので、途中から動機付け要因となる「大きな共通目標」が必要となるということです。

本日は以上です。