Vol.204「恐るべしアマゾン!!」

書籍名:amazon 世界最先端の戦略がわかる
著者:成毛 眞
詳細はこちら: https://www.amazon.co.jp/dp/4478105057/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_OVIBEbT03YX2F

 ―書籍からー
◾︎CCCとは
アマゾンの資金で驚異的なのは、小売業界において突出したキャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)だ。このCCCが「打ち出の小槌」のようにお金を出す。

CCCとは、顧客から代金を回収するまでの期間である。なんと2017年12月のアマゾンのCCCはマイナス28・5日だった。つまり、物を売る約30日前に手元に現金が入っていると言うことだ。

アマゾンでは売上が伸びるほど、手元に入る資金が極大化するキャッシュマシーンなのだ。

アマゾンにとって成長することこそが生存のカギとなっているともいえる。それは、アマゾンと競合する企業にとっては悪夢である。自社のシェアと成長機会の双方を同時に失うことを意味するからだ。

◾︎アマゾンは何の会社
アマゾンウェブサービス(AWS)とフルフィルメント・バイ・アマゾン(FBA)が両輪だ。IT業界ではアマゾンは世界最大の、企業向けクラウドサービス提供会社として認識されている。

このAWSの営業利益は43億ドルである。これは、アマゾンのどの事業よりも高い。アマゾンは何で稼ぐ会社かと問われれば、クラウド事業と答えるのが妥当だろう。この売上が、また他の事業の設備投資に回されるのだ。

FBAも将来的に多くの企業にとって必須のサービスとなり、ライバルにとっては悪夢となるサービスだ。

◾︎FBAとは
FBAが、アマゾンのケタ外れの品揃えと安さを作っている。これは、アマゾンに出品する中小企業に「インフラ」を提供する。中小企業ではとても用意できない倉庫、在庫管理、決済、配送、カスタマーサービスまでをアマゾンが代わってしてくれるのだ。

つまり、FBAを利用する出品業者は、自社製品をアマゾンの倉庫に送れば、もうほぼ何もしなくてもいい。在庫管理をしてもらいながら、決済、配送まで任せることができる。さらにはアマゾンで売られない商品すらも、アマゾンの物流網で送れるようにすらなっている。

このFBAという便利すぎる仕組みがあるおかげで、アマゾンの品揃えはケタ違いになる。いまでは、マーケットプレイスで扱われている商品数は全世界で2億品目を超える。

◾︎アマゾン創業者ジェフ・ペゾス
ペゾスはアップルの故スティーブ・ジョブズやフェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグ、テスラモーターズ最高経営責任者のイーロン・マスクなどに比べると日本では馴染みがないかもしれない。

果たしてどのような人物なのか。「ジェフ・ペゾス 果てなき野望」(日経PB社)を読むと、彼の一面を伺い知ることができる。

部下には長時間労働や、週末の休みを返上して働くのを強いるのは当たり前。有能でなければズタボロに捨てられ、有能な人物ならもうダメというところまで働かせれる。日本のブラック企業が生ぬるく見える過酷さだ。

ちなみに、求める人材は「どのような課題を与えられても、さっと動いて大きなことをやり遂げられる人物」とか。

会議の席でペゾスの意に沿わないと当然ながら罵倒される。「オレの人生を無駄使いするとはどういう了見だ?」と言うらしい。いちいち怖い。別のミーティングでは「そんなに頭が悪いのなら、1週間ほど考えて少しはわかるようになってから出直してこい、と罵ったことがあった」とも。 怒りが爆発した時は凄まじく、怒る時には感情を抑えることができなくなるため、感情を制御するために専門のコーチを雇っているとの噂もあるほどだ。

―ここからー
この書籍は2018年7月に書かれた本です。読んでいてとにかく感じたのがアマゾンのスピード感でした。と言うのも、2020年3月に読んでみて既に実現していることが多々あること。また、その時描いていたことがあまり順調に進んでいないことも多々あること。すなわち、たった1年半で既にアマゾンは大きく変わっていたと言う事実でした。

確かにスピードが早い時代とは思いますが、アマゾンのスピード経営は驚異的だと改めて感じた瞬間でした。

そして、アマゾンの紐解く3つの言葉、CCC、AWS、FBA。アマゾンの印象が違って見えたのは私だけでしょうか・・・。

私もアマゾンのヘビーユーザーです。特に書籍ではお世話になっています。書籍を購入する際、少し古い本は中古で買うことが多いのですが、これもFBAがあるからこそ、実現できている世界なんだと改めて知ることができました。

友人が「GoogleとAmazonとは喧嘩をするな!」と言っていましたが、なるほどなと実感できました。アマゾン恐るべし!!

本日は、以上です。